【めまいの症状】の種類と原因を徹底解説!ぐるぐる・ふわふわ…今すぐできる対処法とは?

ぐるぐる・ふわふらのめまいに苦しむ女性

ぐるぐる回る、ふわふわ揺れる──めまいは放置すると脳卒中など命に関わる病気が潜むことも。本記事では症状タイプと原因の見分け方、耳鼻科で行う眼振検査やMRIの流れ、エプリー法・ツボ押しなど自宅ケア、市販薬の選び方、睡眠・減塩・運動による再発予防まで医師推奨の最新知見を網羅し、危険サインを逃さず最短で適切に対処する力を手にできます。仕事や家事を続けながら安心して暮らすためのポイントも解説します。

1. めまいとは?症状の基本を押さえよう

めまい(Dizziness)は、自分や周囲が動いていないのに回転・浮遊・失神前のように感じる平衡感覚の異常を指す総称です。日本人の約10〜20%が一生に一度は経験するとされ、年齢・性別を問わず起こります。生理的には、耳の三半規管と耳石器、視覚、筋肉・関節からの深部感覚が小脳・脳幹で統合されることで姿勢や眼球運動が制御されています。このいずれかの情報が乱れると、脳が身体の位置を正しく認識できず、めまいとして自覚します。

1.1 めまいが起こるメカニズム

平衡を保つシステムは多重構造で、以下のように情報をやり取りしています。

情報源 主な役割 関与する臓器・器官
前庭系 頭の動き・加速度を検知 三半規管、耳石器
視覚系 空間の位置関係を把握 眼球、視神経、後頭葉
深部感覚系 四肢や体幹の傾きを認識 筋紡錘、関節受容器
中枢統合 各情報の統合と出力 小脳、脳幹

これらのネットワークのいずれかに障害や情報のミスマッチが生じると、身体は「誤った動きの感覚」=めまいを作り出します。

1.2 主な自覚症状と感じ方の違い

感じ方 特徴的な表現 想定される部位・原因
回転性 ぐるぐる回る、景色が回転 内耳・前庭神経
浮動性 ふわふわ揺れる、雲の上を歩く 小脳・脳幹、薬剤性
立ちくらみ クラッとする、目の前が暗くなる 血圧低下、循環不全

めまいには吐き気・嘔吐、眼振、耳鳴り、難聴、頭痛、発汗、動悸などの随伴症状が伴うことが多く、原因鑑別の重要な手がかりになります。

1.3 日常生活への影響

軽度でも歩行・階段昇降・車の運転といった動作に支障が出るほか、長引くと倦怠感や不安感、睡眠障害、ストレス増大を招き、QOL(生活の質)が低下します。短時間で治まる一過性のめまいでも、転倒や誤嚥による外傷・窒息のリスクがあるため、正しい対処と予防が欠かせません。

2. めまいの主な種類

めまいで不調な女性

めまいは感じ方によって大きく3タイプに分けられます。それぞれの特徴を知ることで、危険度の見極めや適切なセルフケアにつながります。

タイプ 主な感覚 代表的な原因 注意すべき症状
回転性めまい 景色がぐるぐる回る 良性発作性頭位めまい症、メニエール病 ろれつ障害、片側の手足のしびれ
浮動性めまい 体がふわふわ揺れる 小脳・脳幹障害、加齢による平衡機能低下 ふらつきが長時間続く、歩行困難
立ちくらみ 目の前が暗くなる 起立性低血圧、脱水、不整脈 意識消失、胸部圧迫感

2.1 回転性めまい(ぐるぐるタイプ)

頭を動かした瞬間に天井や周囲がぐるぐる回る感覚が生じ、吐き気や発汗を伴うことが多いタイプです。内耳の耳石がずれる良性発作性頭位めまい症が代表的で、数秒から数分で治まる短時間発作が特徴です。長く続く場合やろれつが回らない・視野が二重に見えるなどの症状を伴うときは、脳梗塞など中枢性の原因も想定されるため速やかな救急対応が推奨されます。

2.2 浮動性めまい(ふわふわタイプ)

船に乗っているように体がふわふわ揺れる不安定感が中心で、立位や歩行で転びやすくなるのが特徴です。小脳や前庭神経の障害、筋力低下、ストレスによる自律神経の乱れなど多岐にわたる要因が絡み合います。症状が慢性的な場合はリハビリやバランス訓練が有効ですが、言葉が出にくい・片側の手足が動かしづらいといった神経症状が出たときは直ちに救急要請が必要です。

2.3 立ちくらみ(失神前めまい)

急に立ち上がった際に目の前が白くなる・暗くなるタイプで、数秒以内に回復することが多いのが特徴です。起立性低血圧や脱水、貧血のほか、脈が乱れる不整脈が背景にあるケースもあります。水分・塩分の補給で改善する一方、胸部圧迫感や意識消失を伴う場合は循環器系の重大トラブルの可能性があるため救急車の利用を検討してください。

3. めまいを引き起こす主な原因

疑問の札を持つめまい専門の女性医師

めまいは内耳から脳、循環器、心理的要因に至るまで多彩な背景で発生する。下記の表で全体像を整理したうえで、個別の原因を詳しく解説する。

原因カテゴリー 代表的な疾患・状態 随伴しやすい症状 特徴・チェックポイント
耳のトラブル 良性発作性頭位めまい症/メニエール病/前庭神経炎 耳鳴り・難聴・嘔気 頭位変換や内耳リンパ液の異常、前庭神経の炎症が関与
脳・神経の疾患 脳梗塞・脳出血/小脳出血 頭痛・しびれ・言語障害 突然発症し、歩行障害や複視を伴うことが多い
血圧・循環器系の異常 起立性低血圧/不整脈 動悸・冷や汗・失神発作 体位変換や心拍リズムの乱れが誘因
心因性・ストレス 過換気症候群/自律神経失調 手足のしびれ・胸部圧迫感 精神的緊張や過労とリンクしやすい
薬の副作用・アルコール 睡眠薬・降圧薬など/過度の飲酒 ふらつき・倦怠感 用量・飲酒量の調整で改善する例が多い

3.1 耳のトラブル

耳は体のバランスを司る前庭器官を有しており、障害を受けると回転性の激しいめまいが起こりやすい。

3.1.1 良性発作性頭位めまい症

内耳の耳石が三半規管に迷入し、頭位を変えた瞬間に数十秒の回転性めまいを誘発する。反復するが短時間で治まるのが典型で、難聴や耳鳴りは伴わない。

3.1.2 メニエール病

内リンパ水腫により耳閉感・難聴・耳鳴りが反復し、数分〜数時間のぐるぐるめまいが持続する。発作後の聴力低下が慢性化する例もある。

3.1.3 前庭神経炎

ウイルス感染後に発症し、突然立てないほどの激しいめまいと嘔気が数日続く。聴力は保たれることが多い。

3.2 脳・神経の疾患

脳幹や小脳の血流障害は、命に関わるケースがあるため早期対応が鍵となる。

3.2.1 脳梗塞・脳出血

めまいとともに片側のしびれ・ろれつ困難・視野欠損が同時に出現したら緊急性が極めて高い

3.2.2 小脳出血

突然の激しい頭痛と歩行困難、眼振が特徴。嘔吐や意識障害を伴うこともある。

3.3 血圧・循環器系の異常

脳への血流低下が主因で、立ちくらみや失神前のふわっとした感覚が中心。

3.3.1 起立性低血圧

急に立ち上がった直後に血圧が下がり、視界が暗転する。脱水や長時間の臥床後に起こりやすい。

3.3.2 不整脈

心拍数の急激な変動によって脳血流が減少し、ふらつきや意識消失がみられる。

3.4 心因性・ストレス

過度の緊張や不安が呼吸・自律神経を乱し、浮遊感やグラグラ感を生じる。呼吸法やリラクゼーションで軽減する例が多い。

3.5 薬の副作用・アルコール

睡眠薬、降圧薬、抗てんかん薬など中枢神経に作用する薬剤は用量依存的にふらつきを引き起こす。アルコール多飲も同様。中止や減量で改善傾向を示す。

4. 症状別チェックリスト:危険なサインと受診の目安

めまいのチェックの画像

めまいは原因によって緊急度が大きく異なります。 下記のチェックリストを活用し、状況に応じて速やかに行動しましょう。

4.1 今すぐ救急受診すべき症状

危険サイン 考えられる重大トラブル
ろれつが回らない・言葉が出にくい 脳梗塞・脳出血など中枢神経の障害
片側の手足のしびれ・脱力 脳血管系の急性トラブル
立っていられないほど強い回転性めまいが突然発症 小脳出血・前庭神経炎など
激しい頭痛や意識がぼんやりする くも膜下出血・高血圧性脳症
持続的な嘔吐を伴う 脱水によるショックや脳疾患悪化
突然の視野欠損や複視 脳幹・小脳の血流障害

上記のいずれかに当てはまる場合は、ためらわずに119番通報などで迅速に救急対応を受けることが重要です。

4.2 早めに耳鼻科・神経内科を受診すべき症状

  • 頭位を変えたときに数秒間だけ起こる回転性めまいが繰り返す(良性発作性頭位めまい症が疑われる)
  • 耳鳴り・耳閉感や難聴を伴うふわふわした感覚(メニエール病など)
  • 動悸・息切れを伴い立ち上がると失神しそうになる(起立性低血圧や不整脈絡みの循環不全)
  • ストレスや睡眠不足のあとに発作的にふらつくが、安静で軽快する(心因性・自律神経失調)
  • 1か月以内に同様のめまい発作を2回以上経験した

症状が軽快しても繰り返す場合や、聴力・平衡感覚に異変を感じる場合は、早期の専門受診が再発予防と生活の質向上につながります。

5. めまいの検査と診断の流れ

めまいの心配する女性

めまいは原因が多岐にわたるため、段階的に情報を集めて絞り込むことが重要です。ここでは一般的な受診時に行われる検査の流れと、その目的を整理します。

5.1 問診と身体診察

めまいが「いつ、どのように、どれくらい続くか」「悪化・軽快因子」「伴う耳鳴りや難聴、頭痛、しびれ」などを詳しく聞き取り、血圧測定や神経学的評価、歩行テストで全身状態を確認します。これにより回転性・浮動性・立ちくらみのいずれかを大まかに判定し、次の検査方針を決定します。

5.2 眼振検査・平衡機能検査

5.2.1 フレンツェル眼鏡・赤外線CCDカメラ

眼球の不随意運動(眼振)を拡大観察し、末梢性か中枢性かを推測します。

5.2.2 重心動揺計・重心動揺検査

足台の上に立って体の揺れを数値化。小脳・前庭機能の障害パターンを可視化します。

5.2.3 頭位変換・頭位眼振検査

体位を変えたときの眼振有無を確認し、良性発作性頭位めまい症(BPPV)の診断根拠とします。

5.3 画像検査(MRI・CT)

中枢性めまいを疑う場合に行います。MRIは脳幹・小脳の梗塞や出血、CTは骨構造や急性出血の評価に優れています。造影剤を併用することで腫瘍や炎症の有無も確認可能です。

5.4 血液検査と心電図

貧血、電解質異常、甲状腺機能低下など代謝性要因を探ります。心電図では不整脈による一過性脳虚血や循環不全がないかをチェックします。

検査名 主な目的 判定できる主な疾患・状態
問診・身体診察 症状のタイプ分類と重症度評価 回転性・浮動性・循環不全による立ちくらみ
眼振検査 眼球運動パターンの記録 前庭障害、小脳疾患、BPPV
平衡機能検査 体の揺れ・姿勢保持の評価 小脳性・前庭性バランス障害
MRI/CT 脳・内耳構造の画像診断 脳梗塞、脳出血、内耳奇形、腫瘍
血液検査 全身性要因の除外 貧血、甲状腺疾患、感染症
心電図 心拍リズムの確認 不整脈、虚血性心疾患

こうした検査結果を組み合わせることで「耳の障害なのか」「脳の血流トラブルなのか」「循環器系の異常なのか」を絞り込み、最適な治療・予防策へとつなげます。

6. 今すぐできる対処法とセルフケア

自律神経を整えるヨガのインストラクター

突然のめまいに襲われたときは「転倒を防ぎ、悪化を避ける」ことが最優先です。ここでは自宅や職場で今すぐ実践できるセルフケアを、具体的な手順とともに解説します。

6.1 安静と安全確保のポイント

6.1.1 姿勢を安定させるコツ

・椅子に腰掛けるか床に座り、背もたれや壁に寄りかかって頭を固定します。
・上体をなるべく動かさず、ゆっくり深呼吸して過呼吸を防ぎましょう。

6.1.2 転倒リスクを下げる環境整備

・照明を点けて足元を確認しやすくし、ラグや電源コードなどの障害物を一時的にどかします。
・エレベーターや長い階段の利用は控え、回復するまで水平な場所で休みましょう。

6.2 水分・塩分補給

めまいは脱水や血圧変動でも起こります。失われた水分と電解質を速やかに補うことで症状が軽減することがあります。

推奨飲料 適量(目安) ポイント
経口補水液 コップ1杯(200〜250mL) ナトリウム・カリウムを同時補給
スポーツドリンク(薄めて) 原液1:水1 糖分過多を防ぐため2倍希釈
味噌汁・スープ 1杯(150mL) 塩分と温かさで血流をサポート

6.2.1 簡易経口補水レシピ

水500mLに食塩1.5g、砂糖20g、レモン汁少々を加えて混ぜるだけ。冷蔵庫で24時間以内に飲み切ります。

6.3 エプリー法(BPPV対策)

良性発作性頭位めまい症(BPPV)が疑われる場合、耳石を元の位置に戻す体位治療「エプリー法」が有効とされています。

  1. ベッドの中央に座り、問題のある耳を下にして45度頭を回す。
  2. そのまま上体を後方に倒し、頭がやや下がる位置で30秒静止。
  3. 頭をゆっくり反対側45度へ回し、さらに30秒静止。
  4. 体ごと横向きになり、鼻先を床に向けて30秒キープ。
  5. 手で支えながらゆっくり起き上がる。

めまいが強い日は無理をせず、1日1〜2回を限度に行います。

6.4 ツボ押し・ストレッチ

6.4.1 代表的なツボ

耳門(じもん):耳たぶの前のくぼみ。親指で5秒押して5秒離す×3回。
百会(ひゃくえ):頭頂の少し窪んだ所。中指でゆっくり円を描くように30秒刺激。

6.4.2 頸部ストレッチ

1. 背筋を伸ばし、両肩をリラックスさせる。
2. 頭を前後左右にゆっくり倒し、各方向で10秒静止。
3. そのまま肩を大きく5回回す。
急激な動きは眼振を誘発するため厳禁です。

6.5 市販薬の上手な使い方

めまい症状の緩和を目的とした一般用医薬品には、抗ヒスタミン成分やビタミンB群を含むものがあります。

6.5.1 選び方の目安

・乗り物酔い兼用タイプは「回転性」に、ビタミンB12配合タイプは「しびれや肩こりを伴う浮動性」に向いています。
・眠気が強い製品もあるため、車の運転予定がある場合は避けましょう。

6.5.2 服用時の注意

添付文書に従い、決められた用量・用法を守ります。
他の薬と併用中、または症状が数日続く場合は速やかに医療機関へ相談してください。

上記のセルフケアを組み合わせることで、多くの場合は数分〜数時間で軽快に向かいます。なお、激しい頭痛・しびれ・ろれつ障害など重篤なサインが現れたときは、迷わず救急要請を行ってください。

7. めまいを予防する生活習慣

めまいが気になる女性

7.1 規則正しい睡眠とストレス管理

睡眠不足や昼夜逆転は、自律神経の乱れと前庭(平衡感覚)機能の低下につながり、めまいを誘発しやすくなります。就寝・起床時刻を毎日±30分以内にそろえ、朝はカーテンを開けて太陽光を浴びましょう。メラトニン分泌が整い、血流とホルモンバランスが安定します。

ストレスは交感神経を過剰に刺激し、耳内リンパの循環を悪化させます。深呼吸・軽い瞑想・入浴で副交感神経を優位にし、スマホやパソコンは就寝1時間前にオフにしてブルーライトを避けることが効果的です。

7.2 バランスの良い食事と減塩

内耳リンパ液は体液バランスの影響を強く受けます。急激な血糖変動や過剰な塩分はリンパ圧を高め、回転性めまいを招きやすくなります。

栄養素 働き おすすめ食材例
カリウム 余分なナトリウムを排出し、むくみを抑制 バナナ、ほうれん草、ひじき
ビタミンB群 神経伝達とエネルギー代謝をサポート 玄米、豚ヒレ、納豆
良質たんぱく質 筋力維持で血流を促進 鶏むね肉、鮭、豆腐
抗酸化成分 血管ダメージを軽減 トマト、ブルーベリー、緑茶
水分 血液粘度を下げ、脱水を防止 常温水、麦茶、経口補水液

塩分は1日6g未満を目安にし、加工食品やインスタント食品は表示を確認して控えめに。食事は1日3回、空腹時間を空けすぎないことで血糖の急降下を防ぎます。

7.3 適度な運動とリハビリ

軽い有酸素運動は脳と内耳への血流を増やし、平衡機能の回復を促進します。ウォーキングや自転車を週3〜4回、1回20分程度行いましょう。

首・肩のストレッチで姿勢を整えると、後頭部の椎骨動脈が開放され頭部の循環が改善します。さらに、視線固定と頭位変換を組み合わせた簡易前庭リハビリ(例:焦点を定めて頭を左右にゆっくり振る)を1日3セット行うと、平衡感覚のトレーニングになります。

7.4 アルコール・カフェインとの付き合い方

アルコールは脱水を招き、カフェインは交感神経を刺激して心拍を上げるため、どちらも摂り過ぎるとめまいが悪化することがあります。目安として、アルコールはビールなら中瓶1本、日本酒なら1合を超えない範囲にとどめ、カフェインはコーヒー2杯(約400mg)以内に抑えましょう。

就寝3時間前の飲酒・カフェイン摂取は睡眠の質を下げる原因になります。飲む場合は同量以上の水を同時に補給し、休肝日を週2日設けることで自律神経のリセットが図れます。

8. よくある質問Q&A

めまいのセルフケアをする女性

8.1 妊娠中のめまいは大丈夫?

8.1.1 原因のメカニズム

妊娠初期〜中期にかけては黄体ホルモンの増加と循環血液量の急激な変化により、血圧が下がりやすくなり、立ちくらみやふわふわする浮動感が生じやすくなります。貧血(鉄欠乏性)や低血糖も重なると症状が強まります。

8.1.2 セルフケアのコツ

急に立ち上がらず、横向きでゆっくり起き上がる/鉄分を含むバランス食・水分をこまめに補給/室温を高くしすぎない。

8.1.3 注意すべき症状

激しい腹痛・出血・手足のしびれや片側の脱力を伴う場合は、すみやかに医療機関へ。

8.2 更年期とめまいの関係は?

8.2.1 原因のメカニズム

エストロゲン低下による自律神経の乱れで血管が拡張・収縮を繰り返し、耳のリンパ液バランスも変動することで回転性めまいが起こることがあります。

8.2.2 セルフケアのコツ

睡眠リズムを整える/大豆イソフラボン・ビタミンB群を含む食品を取り入れる/軽い有酸素運動で自律神経を整える。

8.2.3 注意すべき症状

ろれつが回らない、視野欠損、強い頭痛を伴う場合は、脳疾患の可能性も考え医療機関で評価を。

8.3 子どものめまいの特徴は?

8.3.1 原因のメカニズム

学童期は急速な身長増加で起立性調節障害が起こりやすく、塩分不足や水分不足、睡眠不足が引き金になります。また、内耳の炎症(前庭神経炎)や急性中耳炎に伴う回転性めまいも見逃せません。

8.3.2 セルフケアのコツ

朝食を必ず摂り、登校前にコップ1杯の水を飲む/ゲーム・スマホ時間を制限して就寝を早める/運動後は塩分と水分を補給する。

8.3.3 注意すべき症状

嘔吐を繰り返す、顔面蒼白でぐったりする、発熱を伴う場合は早急に小児科・耳鼻咽喉科を受診。

8.4 乗り物酔いとめまいの違いは?

項目 乗り物酔い めまい発作
誘因 揺れ・視覚情報のズレ 頭位変換・耳疾患・血圧変動
主症状 吐き気・冷や汗・生唾 ぐるぐる回る感覚・眼振
持続時間 揺れが止まると改善 数秒〜数時間続くことも
セルフケア 遠くの景色を見る・深呼吸 安静・頭を動かさない・水分補給

8.4.1 注意すべき症状

乗り物を降りても回転感が持続する、ろれつ障害や手足の麻痺を伴う場合は早急に医療機関へ。

9. まとめ

めまいは「ぐるぐる」「ふわふわ」「立ちくらみ」の3タイプに大別され、耳・脳・循環器など原因も多岐にわたります。発症時は転倒予防と安静、水分補給が第一。片側の難聴や手足のしびれ、ろれつ障害など危険サインを伴う場合は119番または救急外来へ。良性発作性頭位めまい症ならエプリー法が有効ですが、再発防止には睡眠・減塩・適度な運動が不可欠です。自己判断に頼らず早期受診で後遺症と重症化を防ぎましょう。

和歌山の自律神経専門鍼灸院矢野鍼灸整骨院では自律神経を整える専門の鍼灸で自律神経を4か月で整えて、不調やお悩みを解決します。

矢野鍼灸整骨院の鍼灸は、てい鍼という痛みゼロの鍼と、熱さの調節できるお灸で初めての方でも安心して受けていただけます。

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【この記事を書いた人】

 矢野泰宏(やの やすひろ)

 鍼灸師/自律神経ケア専門 和歌山・矢野鍼灸整骨院 院長

ストレスによるめまい・耳鳴り・頭痛・不眠・パニック障害・不安感など、自律神経の乱れによる不調に悩む方を対象に、薬に頼らない東洋医学的アプローチでのサポートを行っています。丁寧なカウンセリングと身体にやさしい鍼灸で、心身のバランスを整える施術を心がけています。

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