普通の頭痛と違う?「低血糖頭痛」の5つの見分け方と原因を徹底解説

頭が痛いと思ったら、それは単なる頭痛ではなく低血糖が原因かもしれません。低血糖による頭痛は、空腹時に起こりやすく、冷や汗や手の震えを伴うのが特徴です。この記事では、低血糖による頭痛の見分け方から原因、すぐにできる対処法、予防方法まで詳しく解説します。食事のタイミングや糖質制限ダイエット、糖尿病薬の影響など、低血糖頭痛を引き起こす要因を理解し、適切に対応できるようになります。繰り返す頭痛に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
1. 頭痛低血糖とは何か
頭痛低血糖とは、血液中のブドウ糖濃度が正常値よりも低下することで引き起こされる頭痛のことを指します。
通常、血糖値は空腹時で70〜109mg/dLの範囲に保たれていますが、これが70mg/dL未満になると低血糖状態となり、さまざまな症状が現れます。
その症状のひとつが頭痛であり、脳がエネルギー源であるブドウ糖不足に陥ることで発生します。
低血糖による頭痛は、一般的な頭痛とは異なる特徴的なパターンを持っており、空腹時や食事の時間が遅れた際に起こりやすいという特性があります。
また、糖分を摂取することで比較的短時間で症状が改善するという点も、他の頭痛とは異なる重要な見分けポイントとなります。
1.1 低血糖が引き起こす頭痛のメカニズム
低血糖による頭痛が発生するメカニズムは、脳へのエネルギー供給不足と血管の反応という二つの要因が関係しています。
脳は体重のわずか2%程度の重さしかありませんが、全身で消費されるブドウ糖の約20%を使用する臓器です。
そのため、血糖値が低下すると脳は真っ先にエネルギー不足の影響を受けることになります。
血糖値が下がると、体は危機的状況と判断し、アドレナリンやノルアドレナリンといったストレスホルモンを分泌します。
これらのホルモンは血糖値を上げようとする働きを持つ一方で、脳の血管を拡張させる作用もあります。
この血管の拡張が周囲の神経を刺激することで、ズキズキとした拍動性の頭痛が引き起こされるのです。
さらに、脳細胞がエネルギー不足に陥ると、神経伝達物質のバランスが乱れ、痛みを感じやすい状態になります。
低血糖状態が続くと、脳は自己防衛のために痛みというシグナルを発して、糖分の補給を促そうとしているとも考えられています。
| 血糖値の範囲 | 状態 | 主な症状 |
|---|---|---|
| 70〜109mg/dL | 正常範囲(空腹時) | 特に症状なし |
| 50〜69mg/dL | 軽度の低血糖 | 頭痛、空腹感、軽い発汗 |
| 40〜49mg/dL | 中等度の低血糖 | 強い頭痛、冷や汗、手の震え、動悸 |
| 40mg/dL未満 | 重度の低血糖 | 意識障害、けいれん、昏睡の危険 |
1.2 偏頭痛や緊張型頭痛との違い
低血糖による頭痛は、偏頭痛や緊張型頭痛といった一般的な頭痛とは明確に異なる特徴を持っています。
これらの違いを理解することで、自分の頭痛が低血糖によるものかどうかを判断しやすくなります。
偏頭痛は、脳の血管が過度に拡張することで起こる頭痛で、通常は頭の片側にズキンズキンとした強い痛みが生じます。
光や音に敏感になる、吐き気や嘔吐を伴うといった特徴があり、数時間から数日間続くこともあります。
一方、低血糖による頭痛は両側性であることが多く、糖分摂取後15〜30分程度で改善するという即効性があります。
緊張型頭痛は、頭全体が締め付けられるような鈍い痛みが特徴で、肩こりや首のこりを伴うことが多い頭痛です。
ストレスや長時間の同じ姿勢が原因となり、数時間から数日間持続することがあります。
これに対して低血糖頭痛は、空腹時や食事のタイミングと明確な関連性があり、食事を摂ることで比較的早く症状が消失します。
また、低血糖による頭痛には、頭痛以外の特徴的な随伴症状があることも重要な違いです。
冷や汗、手指の震え、動悸、強い空腹感といった自律神経症状が同時に現れることが多く、これらの症状の組み合わせが低血糖頭痛を見分ける重要な手がかりとなります。
| 頭痛の種類 | 痛みの特徴 | 持続時間 | 随伴症状 | 改善方法 |
|---|---|---|---|---|
| 低血糖頭痛 | 両側性の鈍痛〜拍動痛 | 糖分摂取で15〜30分 | 冷や汗、手の震え、動悸、空腹感 | 糖分の速やかな摂取 |
| 偏頭痛 | 片側性のズキズキした痛み | 数時間〜数日 | 光過敏、音過敏、吐き気 | 暗く静かな場所で休む、薬物療法 |
| 緊張型頭痛 | 両側性の締め付け感 | 数時間〜数日 | 肩こり、首のこり | ストレッチ、入浴、リラックス |
低血糖頭痛のもうひとつの特徴は、発生時間帯に一定のパターンがあるという点です。
午前中の10時頃や夕方の16〜18時頃など、食事から時間が経過したタイミングで起こりやすい傾向があります。
これは食事と食事の間で血糖値が徐々に低下していくためで、この時間的なパターンも低血糖頭痛を見分ける重要な手がかりとなります。
さらに、低血糖頭痛は予防しやすいという特徴もあります。
規則正しい食事や適切な間食によって血糖値を安定させることで、頭痛の発生を大幅に減らすことができます。
一方、偏頭痛や緊張型頭痛は体質や生活習慣が複雑に関係しているため、完全に予防することは難しいとされています。
2. 低血糖による頭痛の5つの見分け方

低血糖による頭痛は、一般的な頭痛とは異なる特徴的なサインを伴います。
ここでは、低血糖が原因で起こる頭痛を見分けるための5つの重要なポイントを詳しく解説します。
これらの特徴を知っておくことで、早期に対処でき、重症化を防ぐことができます。
2.1 空腹時に頭痛が発生する
低血糖による頭痛の最も特徴的なサインは、空腹を感じるタイミングで頭痛が起こることです。
食事を抜いた後や、前回の食事から時間が経過したときに頭が痛くなる場合は、低血糖が原因である可能性が高いといえます。
通常の頭痛は空腹とは無関係に発生することが多いため、この時間的な関連性は重要な判断材料となります。
特に朝食を抜いた午前中や、昼食が遅れた午後の時間帯に頭痛が起こる場合は注意が必要です。
血糖値が低下すると、脳へのエネルギー供給が不足し、それが頭痛として現れるのです。
2.2 冷や汗や手の震えを伴う
低血糖による頭痛には、頭痛以外にも複数の身体症状が同時に現れることが特徴です。
冷や汗がじっとりと出てきたり、手指が細かく震えたりする症状は、低血糖の代表的なサインです。
これらの症状は、血糖値が急激に下がったときに自律神経が反応して起こる生理現象です。
| 症状 | 現れ方 | 特徴 |
|---|---|---|
| 冷や汗 | 額や首筋に急に出る | 体温調節とは無関係 |
| 手の震え | 微細な振戦 | 物を持つのが難しくなる |
| 顔面蒼白 | 血の気が引く | 周囲からも気づかれやすい |
額や背中に急に汗をかき始めたり、字を書こうとすると手が震えて書けなくなったりする場合は、低血糖による頭痛を疑うべきです。
一般的な偏頭痛や緊張型頭痛では、これらの自律神経症状が同時に起こることは少ないため、見分けるポイントになります。
2.3 食事や糖分で症状が軽減する
食事をしたり糖分を摂取したりすることで頭痛が改善するのは、低血糖による頭痛の決定的な特徴です。
飴玉やジュースなどの糖分を含む食品を口にすると、15分から30分程度で頭痛が和らぐ経験がある場合、低血糖が原因である可能性が非常に高いといえます。
通常の頭痛では、食事をしても症状が改善することはほとんどありません。
むしろ偏頭痛の場合は、食事をすることで症状が悪化するケースもあります。
おにぎりやパンなどの炭水化物を食べた後に頭痛が消えていく場合は、血糖値の上昇によって脳へのエネルギー供給が回復したことを示しています。
このように症状の改善パターンを観察することで、頭痛の原因を特定する手がかりが得られます。
2.4 午前中や夕方に起こりやすい
低血糖による頭痛は、一日のうちで特定の時間帯に起こりやすい傾向があります。
特に午前10時頃と夕方16時から18時頃は、低血糖による頭痛が発生しやすい時間帯です。
午前中の頭痛は、前日の夕食から時間が経過し、朝食が不十分だった場合に起こります。
夕方の頭痛は、昼食からの時間が長く空いたことで血糖値が低下して発生します。
| 時間帯 | 発生しやすい理由 | 対策のタイミング |
|---|---|---|
| 午前10時頃 | 朝食から時間が経過 | 午前の間食を取る |
| 午後15時頃 | 昼食の効果が切れ始める | 午後のおやつタイム |
| 夕方17時頃 | 昼食から長時間経過 | 早めの夕食または補食 |
このような時間的なパターンがある場合、食事と食事の間隔が空きすぎていることが原因と考えられます。
毎日同じような時間帯に頭痛が起こるという規則性があれば、低血糖による頭痛の可能性が高まります。
2.5 動悸やめまいも同時に感じる
低血糖による頭痛は、動悸やめまいといった循環器系の症状を伴うことが多いのも特徴です。
心臓がドキドキと速く打つ感覚や、立ち上がったときにふらつく感じが頭痛と同時に現れる場合は、低血糖のサインです。
血糖値が下がると、身体は血糖値を上げようとしてアドレナリンなどのホルモンを分泌します。
このホルモンの作用によって心拍数が増加し、動悸として感じられるのです。
また、脳へのエネルギー供給不足によって平衡感覚を司る部分にも影響が及び、めまいやふらつきが生じます。
集中力の低下やイライラ感、不安感といった精神的な症状も同時に現れることがあります。
頭痛だけでなく、これらの複数の症状が組み合わさって現れる場合は、低血糖を疑って適切な対処を行うことが重要です。
特に頭痛と動悸が同時に起こり、それが空腹時に限られている場合は、低血糖による症状である可能性が極めて高いといえます。
3. 低血糖で頭痛が起こる主な原因

低血糖による頭痛は、血液中の糖分が不足することで脳のエネルギー供給が滞り、さまざまな症状として現れます。
ここでは、日常生活の中で低血糖頭痛を引き起こしやすい5つの主な原因について詳しく解説します。
3.1 食事を抜いたり遅らせたりすること
朝食を抜いたり、昼食の時間が大幅に遅れたりすると、前回の食事から長時間が経過して血糖値が低下し、頭痛が発生しやすくなります。
特に朝食を抜いた場合、前日の夕食から翌日の昼食まで12時間以上空いてしまうこともあり、この間に血糖値は徐々に下がり続けます。
忙しい朝や仕事が立て込んでいるときには食事を後回しにしがちですが、これが慢性的な低血糖頭痛の原因となることがあります。
また、ダイエット目的で意図的に食事を減らしたり抜いたりしている場合も、同様のリスクが高まります。
食事の間隔が8時間以上空くと、肝臓に蓄えられたグリコーゲンが枯渇し始め、脳へのエネルギー供給が不安定になります。
| 食事の間隔 | 血糖値の状態 | 頭痛のリスク |
|---|---|---|
| 4〜5時間 | 正常範囲 | 低い |
| 6〜8時間 | やや低下 | 中程度 |
| 9時間以上 | 低血糖域 | 高い |
3.2 糖質制限ダイエットの影響
近年人気の糖質制限ダイエットは、適切に行えば効果的ですが、極端な糖質カットは低血糖による頭痛を引き起こす大きな原因となります。
糖質は脳の主要なエネルギー源であり、成人の脳は1日約120グラムのブドウ糖を必要としています。
糖質制限を始めた初期段階では、体がケトン体をエネルギーとして利用する状態に適応するまでの間、頭痛や倦怠感などの症状が出やすくなります。
特に1日の糖質摂取量を50グラム以下に抑えるような厳しい制限を急に始めた場合、体が適応する前に低血糖症状が現れることがあります。
また、運動習慣がある人が糖質制限を行うと、運動時のエネルギー不足がさらに低血糖を招きやすくなります。
糖質制限中の頭痛を防ぐには、段階的に糖質を減らし、タンパク質や良質な脂質を十分に摂取することが重要です。
3.3 糖尿病薬による副作用
糖尿病の治療薬の中には、血糖値を下げる作用が強いため、服用量やタイミングによっては低血糖を引き起こし、頭痛の原因となるものがあります。
特にインスリン注射やSU剤と呼ばれる経口血糖降下薬は、低血糖のリスクが高い薬剤として知られています。
薬を服用した後に食事を十分に摂らなかったり、予定よりも食事の時間が遅れたりすると、薬の血糖降下作用だけが効いてしまい、低血糖状態になります。
また、薬の量が体質や生活習慣に対して多すぎる場合や、複数の血糖降下薬を併用している場合も、低血糖のリスクが高まります。
高齢者や腎機能が低下している人は、薬の代謝や排泄が遅くなるため、より低血糖を起こしやすい傾向があります。
| 薬剤の種類 | 低血糖リスク | 特徴 |
|---|---|---|
| インスリン注射 | 高い | 用量調整が重要 |
| SU剤 | 高い | 長時間作用型は特に注意 |
| 速効型インスリン分泌促進薬 | 中程度 | 食事と同時服用が必要 |
| DPP-4阻害薬 | 低い | 単独使用では起きにくい |
3.4 激しい運動後のエネルギー不足
運動中は筋肉が大量のエネルギーを消費するため、運動前後の糖質補給が不十分だと血糖値が急激に低下し、運動後に頭痛が発生することがあります。
特にマラソンや長時間のサイクリング、激しい筋力トレーニングなど、エネルギー消費の大きい運動では、肝臓や筋肉に蓄えられたグリコーゲンが枯渇しやすくなります。
運動強度が高いほど、また運動時間が長いほど、血糖値は下がりやすく、運動終了後30分から2時間程度の間に低血糖症状が現れることがあります。
朝食前の空腹状態で運動する早朝ランニングや、仕事帰りで食事が十分でない状態でのジム通いは、特に低血糖頭痛のリスクが高まります。
運動前には適度な糖質を含む軽食を摂り、運動中も長時間の場合はスポーツドリンクなどで糖分補給をすることが予防につながります。
運動後は30分以内に糖質とタンパク質を含む食事や補食を摂ることで、血糖値の回復と筋肉の回復を促進できます。
3.5 アルコール摂取の影響
アルコールは肝臓での糖の生成を抑制するため、空腹時の飲酒や大量飲酒は低血糖を引き起こし、翌朝の頭痛の原因となります。
肝臓はアルコールを分解することを優先するため、その間は新たな糖を作り出す糖新生という働きが抑えられてしまいます。
特に食事を十分に摂らずに飲酒した場合や、糖質の少ない蒸留酒を大量に飲んだ場合は、血糖値が大きく低下しやすくなります。
飲酒後の低血糖は、就寝中から翌朝にかけて起こることが多く、これが二日酔いの頭痛の一因となっている場合もあります。
糖尿病の治療中の人がアルコールを摂取すると、薬の作用とアルコールの作用が重なり、より重度の低血糖を起こすリスクがあります。
| 飲酒パターン | 低血糖リスク | 予防策 |
|---|---|---|
| 空腹時の飲酒 | 非常に高い | 必ず食事と一緒に |
| 大量飲酒 | 高い | 適量を守る |
| 糖質ゼロ酒のみ | 中程度 | おつまみで糖質補給 |
| 食事付きの適量飲酒 | 低い | バランスの良い食事を |
アルコールによる低血糖頭痛を防ぐには、飲酒前や飲酒中に炭水化物を含む食事を摂ること、適量を守ること、そして就寝前に軽く糖質を補給することが効果的です。
4. 低血糖頭痛のセルフチェック方法

低血糖による頭痛かどうかを自分で判断するには、症状の特徴やタイミングを正確に把握することが重要です。
日常生活の中で簡単に実践できるセルフチェックの方法を身につけることで、低血糖頭痛と他の種類の頭痛を見分けることが可能になります。
ここでは具体的なチェック方法を詳しく解説していきます。
4.1 症状が出るタイミングを記録する
低血糖頭痛の最も効果的なセルフチェック方法は、頭痛が発生するタイミングを詳細に記録することです。
記録をつける際は、頭痛が起きた時刻、その前に何を食べたか、最後の食事からどれくらい時間が経過していたかを必ず書き留めましょう。
スマートフォンのメモアプリや専用の健康管理アプリを使うと、記録を継続しやすくなります。
| 記録項目 | 記録内容の例 | チェックポイント |
|---|---|---|
| 発症時刻 | 午前10時30分 | 食事の時間帯との関連性 |
| 最後の食事 | 朝7時に軽い朝食 | 食後3時間以上経過しているか |
| 頭痛の強さ | 10段階中7程度 | 日常生活への支障度 |
| 随伴症状 | 冷や汗、手の震え | 低血糖特有の症状の有無 |
| 対処後の変化 | 糖分摂取後15分で改善 | 糖分補給による効果 |
1週間から2週間程度記録を続けると、頭痛の発生パターンが明確に見えてくることが多いです。
特に空腹時や食事を抜いた後に頭痛が集中して発生している場合は、低血糖が原因である可能性が高まります。
記録には頭痛以外の症状も含めることで、より正確な判断材料になります。
冷や汗、震え、動悸、イライラ感などの低血糖特有の症状が頭痛と同時に現れているかを確認しましょう。
4.2 血糖値測定器での確認
最も客観的で確実なセルフチェック方法は、血糖値測定器を使用して実際の血糖値を測定することです。
家庭用血糖値測定器は薬局やオンラインショップで購入でき、指先から少量の血液を採取するだけで簡単に測定できます。
頭痛が起きたタイミングで血糖値を測定し、70mg/dL以下であれば低血糖状態と判断されます。
測定のタイミングは、頭痛が発生した直後が理想的ですが、症状が強い場合は安全を優先して糖分を摂取してから測定しても構いません。
定期的に血糖値を測定することで、自分の血糖値変動パターンを把握し、頭痛との関連性を明確にできるでしょう。
| 測定タイミング | 正常範囲 | 低血糖の目安 |
|---|---|---|
| 空腹時 | 70〜110mg/dL | 70mg/dL以下 |
| 食後2時間 | 140mg/dL以下 | 急激な低下が見られる |
| 頭痛発生時 | − | 通常より明らかに低い値 |
血糖値測定器を使う際は、測定前に手をよく洗い、測定部位を清潔にすることが正確な測定のポイントです。
また、測定した数値は記録ノートやアプリに残しておくと、後から振り返る際に役立ちます。
糖尿病の治療中でない方でも、繰り返し低血糖症状が起きる場合は測定器の使用を検討する価値があります。
測定結果を継続的に記録することで、生活習慣や食事内容と血糖値変動の関係性が見えてきます。
4.3 食事記録との照らし合わせ
頭痛の記録と並行して詳細な食事記録をつけることで、低血糖頭痛の発生メカニズムがより明確になります。
食事記録には、食べた時刻、メニュー内容、量、炭水化物の種類などを具体的に記入しましょう。
記録をつける際は、主食だけでなく間食や飲み物も忘れずに含めることが大切です。
食事記録と頭痛の発生記録を照らし合わせると、どのような食事パターンの後に頭痛が起きやすいかが明らかになります。
| 食事パターン | 頭痛リスク | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 朝食抜き | 高い | 午前中の頭痛発生頻度 |
| 炭水化物過多の食事 | 中程度 | 食後2〜3時間後の症状 |
| 長時間の空腹 | 高い | 食事間隔が5時間以上 |
| 規則正しい3食 | 低い | 頭痛の発生頻度が少ない |
| 適切な間食あり | 低い | 空腹時間の短縮効果 |
特に注目すべきは、食事の間隔と頭痛発生の関係性です。
食事から次の食事までの時間が長いほど、低血糖頭痛が起こりやすい傾向があります。
また、食事の内容も重要な要素で、精製された炭水化物を多く含む食事の後は血糖値が急上昇し、その後急降下することで低血糖症状が起きやすくなります。
白米や菓子パンなどの単純糖質だけの食事と、野菜や蛋白質を含むバランスの良い食事では、血糖値の変動パターンが大きく異なります。
食事記録を継続することで、自分にとって頭痛を引き起こしやすい食事パターンや、逆に症状が出にくい食事の組み合わせが分かってきます。
この情報は、今後の食事計画や低血糖頭痛の予防に大いに役立ちます。
記録は最低でも2週間、できれば1か月程度継続すると、より正確なパターンの把握が可能になります。
5. 今すぐできる低血糖頭痛の対処法

低血糖による頭痛が起きたとき、適切な対処を行うことで症状を早期に改善できます。
低血糖頭痛は放置すると意識障害などの深刻な状態に進行する可能性があるため、症状に気づいたらすぐに対処することが重要です。
この章では、低血糖頭痛が起きたときにすぐに実践できる具体的な対処法をご紹介します。
5.1 即効性のある糖分補給の方法
低血糖頭痛の最も効果的な対処法は、速やかに糖分を補給することです。
低血糖状態では脳へのエネルギー供給が不足しているため、吸収の早い糖質を摂取することで15分から30分程度で症状が改善します。
すぐに吸収される糖分を摂取することで、血糖値を速やかに上昇させ、脳へのエネルギー供給を回復させることができます。
糖分補給の際には、吸収速度の早い単純糖質を選ぶことがポイントです。
| 糖分の種類 | 吸収速度 | 推奨摂取量 | 効果が出るまでの時間 |
|---|---|---|---|
| ブドウ糖タブレット | 非常に速い | 15〜20g | 10〜15分 |
| 果汁100%ジュース | 速い | 150〜200ml | 15〜20分 |
| 砂糖・角砂糖 | 速い | 大さじ1杯程度 | 15〜20分 |
| はちみつ | 速い | 大さじ1杯程度 | 15〜20分 |
| 飴・キャンディー | やや速い | 3〜4個 | 20〜30分 |
チョコレートやクッキーなどの脂肪分を含む食品は吸収が遅くなるため、緊急時の対処には適していません。
症状が重い場合は、複数の糖分源を組み合わせて摂取することも有効です。
糖分を摂取した後は、15分程度安静にして症状の改善を待ちましょう。
15分経過しても症状が改善しない場合は、再度同量の糖分を摂取してください。
5.2 ブドウ糖やジュースの活用
低血糖頭痛の対処に最も効果的なのは、ブドウ糖を直接摂取することです。
ブドウ糖は消化の過程を経ずに直接吸収されるため、他の糖分と比較して最も速く血糖値を上昇させることができます。
市販されているブドウ糖タブレットは、1粒あたり約3〜5gのブドウ糖が含まれており、携帯にも便利です。
外出時やオフィスに常備しておくことで、突然の低血糖頭痛にも対応できます。
ブドウ糖タブレットは薬局やドラッグストア、オンラインショップなどで購入できます。
ジュースを活用する場合は、果汁100%のオレンジジュースやりんごジュースがおすすめです。
炭酸飲料やスポーツドリンクも糖分を含みますが、果汁ジュースの方が栄養バランスが良く、吸収も安定しています。
| 飲料の種類 | 糖分含有量(100mlあたり) | おすすめ度 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| オレンジジュース100% | 約10〜12g | ◎ | 果糖が豊富で吸収が良い |
| りんごジュース100% | 約10〜11g | ◎ | 飲みやすく常温保存可能 |
| スポーツドリンク | 約6〜8g | ○ | 糖分がやや少なめ |
| 炭酸飲料 | 約10〜12g | △ | 人工甘味料の場合は効果なし |
| 野菜ジュース | 約3〜5g | △ | 糖分が少なく即効性に欠ける |
ダイエット飲料や人工甘味料を使用した飲料は、血糖値を上げる効果がないため避けてください。
ジュースを飲む際は、一気に飲み干すのではなく、ゆっくりと飲むことで胃への負担を軽減できます。
自宅では小分けパックのジュースを冷蔵庫に常備しておくと、いつでも対処できて安心です。
ブドウ糖やジュースは賞味期限をチェックして、定期的に入れ替えることを忘れないようにしましょう。
5.3 休息と安静の重要性
糖分を補給したら、必ず安静にして体を休めることが重要です。
低血糖状態では脳だけでなく全身の細胞がエネルギー不足に陥っているため、無理に動くと症状が悪化する可能性があります。
糖分摂取後は、椅子に座るか横になって、少なくとも15分から30分は安静を保ちましょう。
立ったまま過ごすと、めまいや転倒のリスクが高まります。
職場や外出先で低血糖頭痛が起きた場合は、周囲の人に状況を説明して休憩させてもらうことが大切です。
安静にする際は、以下のポイントに注意してください。
| 休息のポイント | 具体的な方法 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 横になるかリクライニングする | 頭を心臓よりやや高い位置に保つ | 脳への血流を確保しやすくなる |
| 静かで落ち着いた場所を選ぶ | 刺激の少ない環境で休む | 頭痛の悪化を防げる |
| 衣服を緩める | 首元やベルトを緩める | 血流が改善される |
| 深呼吸をする | ゆっくりと深く呼吸する | 酸素供給が増えて回復が早まる |
| 水分補給も行う | 常温の水をゆっくり飲む | 脱水症状を予防できる |
運転中に低血糖頭痛の症状を感じたら、すぐに安全な場所に車を停めて対処してください。
低血糖状態での運転は重大な事故につながる危険があります。
症状が改善するまでは、絶対に運転を再開しないようにしましょう。
糖分補給後30分程度経過しても症状が改善しない場合や、症状が繰り返し起こる場合は、速やかに医療機関を受診することが必要です。
また、意識がもうろうとする、呼びかけに反応しにくいなどの重度の症状が見られる場合は、救急車を呼ぶことも検討してください。
低血糖頭痛の対処は、早期発見と迅速な糖分補給、そして十分な休息の3つが基本です。
日頃から低血糖の症状を理解し、いざという時に適切に対処できるよう準備しておくことが大切です。
6. 低血糖による頭痛を予防するには

低血糖による頭痛を予防するためには、日常生活における食習慣や生活リズムの見直しが重要です。
一度低血糖による頭痛を経験すると、予防策を講じることで繰り返しを防ぐことができます。
ここでは、すぐに実践できる具体的な予防方法を紹介します。
6.1 1日3食を規則正しく摂る
低血糖による頭痛を予防する最も基本的な方法は、1日3食を規則正しく摂ることです。
食事を抜いたり、食事の時間が大きくずれたりすると、血糖値が急激に低下して頭痛を引き起こしやすくなります。
特に朝食を抜くと、前日の夕食から翌日の昼食まで長時間空腹状態が続き、午前中に低血糖症状が現れやすくなります。
忙しい朝でも、バナナ1本やおにぎり1個など、簡単に食べられるものを用意しておくと良いでしょう。
食事の時間は毎日できるだけ同じ時間帯に設定することで、体内のリズムが整い、血糖値の変動も安定します。
平日と休日で食事時間に大きな差が出ないよう注意することも大切です。
| 食事 | 理想的な時間帯 | ポイント |
|---|---|---|
| 朝食 | 7:00〜8:00 | 起床後1時間以内に摂取するのが理想的 |
| 昼食 | 12:00〜13:00 | 朝食から4〜5時間後を目安に |
| 夕食 | 18:00〜19:00 | 就寝の3時間前までには済ませる |
6.2 間食の上手な取り入れ方
食事と食事の間隔が長く空いてしまう場合は、適切な間食を取り入れることで低血糖を予防できます。
間食は血糖値を安定させるための補助的な食事と考えると良いでしょう。
ただし、間食の内容や量、タイミングには注意が必要です。
間食におすすめなのは、血糖値を緩やかに上昇させる食品です。
ナッツ類、チーズ、ヨーグルト、果物などは栄養価も高く、腹持ちも良いため適しています。
逆に、チョコレートやクッキーなどの甘いお菓子は血糖値を急激に上げた後に急降下させるため、かえって低血糖を招く可能性があります。
間食のタイミングは、次の食事まで4時間以上空く場合や、空腹感を強く感じる前に摂ると効果的です。
午前10時頃と午後3時頃が一般的な間食のタイミングとして適しています。
量は100〜200キロカロリー程度に抑え、次の食事に影響が出ない程度にすることが大切です。
| 間食の種類 | おすすめ度 | 理由 |
|---|---|---|
| ナッツ類 | ◎ | 血糖値の上昇が緩やかで腹持ちが良い |
| ヨーグルト | ◎ | たんぱく質が豊富で消化に時間がかかる |
| バナナ | ○ | 自然な糖分とカリウムが含まれる |
| おせんべい | ○ | 米由来で消化が良い |
| チョコレート | △ | 血糖値の急上昇と急降下を招きやすい |
| 清涼飲料水 | × | 糖分が多く血糖値が不安定になりやすい |
6.3 血糖値を急激に上げない食事の工夫
血糖値の急激な上昇は、その後の急降下を招き、低血糖症状を引き起こす原因となります。
血糖値を緩やかに上昇させる食事法を実践することで、低血糖による頭痛を効果的に予防できます。
食べる順番を工夫することは、簡単でありながら効果的な方法です。
野菜や海藻類などの食物繊維を多く含む食品を最初に食べ、次にたんぱく質、最後に炭水化物を摂取する順番が理想的です。
この食べ方により、糖質の吸収速度が緩やかになり、血糖値の急上昇を防ぐことができます。
食事の内容にも注意が必要です。
白米よりも玄米、白パンよりも全粒粉パンなど、精製度の低い炭水化物を選ぶと、血糖値の上昇が緩やかになります。
また、単品料理よりも主食・主菜・副菜が揃った定食スタイルの食事の方が、栄養バランスが良く血糖値も安定しやすくなります。
よく噛んでゆっくり食べることも重要です。
早食いは血糖値を急上昇させる原因となるため、1口30回程度噛むことを意識し、食事時間は最低でも15分以上かけるようにしましょう。
食事中の水分補給も適度に行うことで、満腹感が得られやすくなり、食べ過ぎを防ぐことができます。
| 食事の工夫 | 具体的な方法 | 効果 |
|---|---|---|
| 食べる順番 | 野菜→たんぱく質→炭水化物 | 糖質の吸収を緩やかにする |
| 炭水化物の選択 | 玄米、全粒粉パン、そばなど | 血糖値の上昇が緩やか |
| 咀嚼回数 | 1口30回以上噛む | 消化吸収が緩やかになる |
| 食事時間 | 15分以上かける | 血糖値の急上昇を防ぐ |
| 食物繊維の摂取 | 野菜、海藻、きのこ類を積極的に | 糖の吸収を抑制する |
6.4 ストレス管理と睡眠の質
ストレスや睡眠不足は、血糖値のコントロールに大きな影響を与えます。
ストレスを感じると、体内でコルチゾールやアドレナリンなどのストレスホルモンが分泌され、一時的に血糖値が上昇します。
しかし、慢性的なストレス状態では血糖値の調整機能が乱れ、低血糖を起こしやすい体質になってしまう可能性があります。
ストレス管理の方法としては、適度な運動が効果的です。
ウォーキングやヨガなどの軽い運動は、ストレス解消に役立ち、血糖値の安定にも寄与します。
ただし、激しい運動は逆に低血糖を招く可能性があるため、自分の体調に合わせた運動強度を選ぶことが重要です。
深呼吸や瞑想、趣味の時間を持つことも、ストレス軽減に有効です。
睡眠の質も血糖値のコントロールに密接に関係しています。
睡眠不足が続くと、インスリンの働きが低下し、血糖値の調整がうまくいかなくなります。
理想的な睡眠時間は7〜8時間で、毎日同じ時間に就寝・起床することで体内リズムが整います。
就寝前のカフェインやアルコールの摂取を控え、寝室の環境を整えることも良質な睡眠につながります。
寝る前にスマートフォンやパソコンの画面を見ることは、睡眠の質を低下させるため避けた方が良いでしょう。
また、朝起きたら太陽の光を浴びることで、体内時計がリセットされ、夜の睡眠の質も向上します。
規則正しい生活リズムを保つことが、低血糖による頭痛を予防する上で非常に重要です。
| 生活習慣 | 推奨される方法 | 血糖値への影響 |
|---|---|---|
| 睡眠時間 | 7〜8時間を確保 | インスリンの働きを正常に保つ |
| 就寝・起床時間 | 毎日同じ時間に | 体内リズムが整い血糖値が安定 |
| 運動習慣 | 週3〜4回、30分程度の軽い運動 | インスリン感受性の向上 |
| ストレス解消 | 深呼吸、瞑想、趣味の時間 | ストレスホルモンの抑制 |
| 就寝前の習慣 | カフェイン・アルコール・画面を避ける | 睡眠の質向上による血糖値安定 |
7. こんな症状があれば病院へ

低血糖による頭痛は、適切な対処により多くの場合は自宅でコントロールできますが、中には専門的な治療が必要な状態もあります。
症状の程度や頻度によっては、医療機関での診察や検査が必要になるケースがあるため、どのような場合に受診すべきかを知っておくことが重要です。
放置すると重篤な状態に進行する可能性もあるため、自己判断だけに頼らず、適切なタイミングで専門家の意見を求めましょう。
7.1 頻繁に繰り返す低血糖頭痛
週に2回以上の頻度で低血糖による頭痛が起こる場合は、何らかの基礎疾患や生活習慣の問題が隠れている可能性があります。
特に糖尿病の治療を受けていない人が頻繁に低血糖症状を経験する場合は、インスリノーマなどの膵臓の腫瘍や、ホルモン分泌異常といった疾患が原因となっていることがあります。
また、糖尿病の薬を服用している人で低血糖が繰り返される場合は、薬の量や種類の調整が必要かもしれません。
食事や糖分補給で一時的に改善しても、根本的な原因を解決しなければ症状は繰り返されます。
反応性低血糖症と呼ばれる、食後に血糖値が急激に下がる状態も、頻繁な低血糖頭痛の原因となることがあります。
この場合は食事内容の見直しや、耐糖能異常の検査が必要になることもあります。
| 頻度 | 受診の必要性 | 考えられる原因 |
|---|---|---|
| 月に1回程度 | 生活習慣の見直しで対応 | 食事の乱れ、過度な運動 |
| 週に1回程度 | 様子を見ながら検討 | 慢性的な食事パターンの問題 |
| 週に2回以上 | 早めの受診を推奨 | 基礎疾患、薬の副作用 |
| ほぼ毎日 | 速やかな受診が必要 | 重大な疾患の可能性 |
症状の記録をつけておくと、診察時に正確な情報を伝えることができ、診断の助けになります。
7.2 意識障害や重度の症状
意識が朦朧とする、呂律が回らない、体の一部に力が入らないなどの神経症状が現れた場合は、すぐに救急対応が必要です。
これらは重症低血糖の兆候であり、脳へのエネルギー供給が著しく低下している状態を示しています。
血糖値が40mg/dL以下になると、脳の機能が大きく低下し、適切な判断ができなくなることがあります。
このような状態では自分で糖分を摂取することも困難になるため、周囲の人の助けや救急車の要請が必要です。
けいれんや意識消失まで進行すると、命に関わる危険な状態となります。
特に一人暮らしの人や糖尿病治療中の人は、このような重症化のリスクを認識しておくことが大切です。
また、低血糖から回復した後も、一時的に脳の機能が完全には戻らないことがあります。
記憶があいまい、集中力が続かない、気分の変動が激しいなどの症状が数時間続く場合も、医療機関での評価を受けるべきです。
| 重症度 | 主な症状 | 対応 |
|---|---|---|
| 軽度 | 頭痛、冷や汗、手の震え | 自分で糖分補給 |
| 中等度 | 動悸、吐き気、強い倦怠感 | 糖分補給と安静、改善しなければ受診 |
| 重度 | 意識混濁、呂律困難、異常行動 | すぐに救急受診 |
| 最重度 | 意識消失、けいれん | 救急車を要請 |
過去に重症低血糖を経験したことがある人は、再発のリスクが高いとされています。
血糖値の変動パターンを把握し、予防策を講じることが重要です。
7.3 内科や糖尿病内科での診察
低血糖による頭痛が疑われる場合、まずは一般内科または糖尿病内科を受診することが適切です。
受診時には、症状が起こる時間帯、頻度、どのような状況で発生するか、食事との関連性などを詳しく伝えましょう。
診察では問診に加えて、血液検査による空腹時血糖値やHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の測定が行われることが一般的です。
HbA1cは過去1〜2ヶ月の平均的な血糖状態を反映する指標で、糖尿病やその予備群の診断に役立ちます。
低血糖の原因を特定するために、75g経口ブドウ糖負荷試験が実施されることもあります。
この検査では、ブドウ糖液を飲んだ後の血糖値の変動を時間を追って測定し、血糖値がどのように上昇し下降するかを観察します。
反応性低血糖症の診断に特に有用な検査です。
さらに詳しい検査が必要な場合は、インスリン値やCペプチド、各種ホルモンの測定が行われることがあります。
これらの検査により、膵臓の腫瘍やホルモン異常など、特殊な原因による低血糖を見つけることができます。
| 検査項目 | わかること | 検査のタイミング |
|---|---|---|
| 空腹時血糖値 | 基本的な血糖コントロール状態 | 初診時 |
| HbA1c | 過去1〜2ヶ月の平均血糖値 | 初診時 |
| 75g経口ブドウ糖負荷試験 | 血糖値の変動パターン | 反応性低血糖症が疑われる場合 |
| インスリン値 | インスリン分泌の異常 | 原因不明の低血糖が繰り返される場合 |
| 腹部CT・MRI | 膵臓の腫瘍の有無 | インスリノーマが疑われる場合 |
糖尿病の治療中で低血糖が頻発する場合は、薬の種類や量の見直しが行われます。
インスリン注射やSU薬などの血糖降下薬は、低血糖のリスクが高い薬剤です。
薬の調整だけでなく、食事のタイミングや内容、運動量との兼ね合いも含めて総合的に治療方針が検討されます。
また、甲状腺機能低下症や副腎機能不全など、他の内分泌疾患が低血糖の原因となっている可能性もあります。
これらの疾患は専門的な検査と治療が必要となるため、必要に応じて専門機関への紹介が行われることもあります。
症状日記をつけておくと、診察時に具体的な情報を提供でき、診断と治療方針の決定に大いに役立ちます。
発症時刻、食事内容、活動内容、症状の程度などを記録しておきましょう。
8. まとめ
低血糖による頭痛は、空腹時や食事の遅れ、糖質制限などで血糖値が下がることで起こります。冷や汗や手の震え、動悸を伴い、糖分補給で改善するのが特徴です。予防には規則正しい食事と適切な間食が重要で、血糖値を急激に上げない食べ方を心がけましょう。頻繁に繰り返す場合や意識障害がある場合は、すぐに内科や糖尿病内科を受診してください。
和歌山の自律神経専門鍼灸院矢野鍼灸整骨院では頭痛専門の鍼灸で頭痛のお悩みを解決します。
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【この記事を書いた人】
矢野泰宏(やの やすひろ)
鍼灸師/自律神経ケア専門 和歌山・矢野鍼灸整骨院 院長
ストレスによるめまい・耳鳴り・頭痛・不眠・パニック障害・不安感など、自律神経の乱れによる不調に悩む方を対象に、薬に頼らない東洋医学的アプローチでのサポートを行っています。丁寧なカウンセリングと身体にやさしい鍼灸で、心身のバランスを整える施術を心がけています。
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